FX初心者のためのボリンジャーバンド |
標準偏差という統計学の概念を使ったテクニカルです。
初心者がイメージするといいのが
「ボリンジャーバンドは相場の勢いを確認できる」インジケーターということです。
もちろんエントリーやイグジットのポイントを決める指標として使っているトレーダーもいます。
使い道が広いボリンジャーバンドですが、
RSI、ストキャス、MACD、一目均衡表など他にも多数インジケーターがあるので、
まずは、相場の勢い・呼吸をつかむ代表的な指標として覚えて使ってみましょう。
■ボリンジャーバンドの見方
見方は真ん中にミドルバンド(移動平均線)があり、
それを挟んで、上下3本(計6本)の線でできています。
トレーダーによってはツールの設定で上下各1本、あるいは各2本にして使っています。
<< 名称 >>
ミドルバンド(移動平均線)
1σ(68.26%)
2σ(95.44%)
3σ(99.74%)
カッコのパーセントはミドルバンドとその線との間に、
ロウソク足が収まる確率を示しています。
例えば、2σ内に約95%が収まるのだから、
ロウソク足はなかなか飛び出していかないだろうという考えです。
これは、ミドルバンド下の‐σも同じです。
<< 見方 >>
3σと‐3σの幅が広がっている部分が、
エクスパンション(拡張)⇒エネルギーが爆発(ボラが大)状態。
3σと‐3σの幅が狭まっている部分が、
スクイーズ(狭い部分、萎み部分)⇒エネルギーを充電(ボラが低い)状態。
ボリンジャーバンドで値幅・勢いを確認できれば、
トレードの作戦が立てやすくなります。
そのインジケーターとしてとても役にたちます。
またスクイーズが深いと大きなエクスパンションが期待できる傾向があります。
2σにタッチしたら逆張り! |
ボリンジャーバンドを使った手法の1つです。
『2σにタッチしたら逆張り!』を、
ご存じでしょうか?
始めたばかりでまだ聞いたことのない方も、
これから聞く機会があると思います。
『2σにタッチしたら逆張り!』は、
個人投資家に人気のある手法です。
たしかに上の図のように青線四角のようなボックス相場の時は、
全てではありませんが機能しています。
しかし、12番のピンクの丸のような時に逆張りでエントリーすると、
大きく順張り方向に持って行かれることも少なくなりません。
『2σにタッチしたら逆張り!』はメジャーな手法ですが、
鵜呑みにするのではなく自分で過去チャートを使って検証してみてください。
特にエクスパンション時は注意が必要です。
もしエントリーする場合は、
ロスカットの設定をしっかりして大怪我しないようにしましょう。
FX初心者のためのボリンジャーバンドまとめ |
■FX初心者のためのボリンジャーバンドまとめ
1.ボリンジャーバンドで相場の勢いが確認できる。 2.ミドルバンド、6本のσ(シグマ)の線を覚えよう。 3.エクスパンションはエネルギーが爆発⇒値幅大 4.スクイーズはエネルギー充電⇒値幅小 5.『2σにタッチしたら逆張り!』は要注意! |
ボリンジャーバンドは細かいことは、経験を積んで追々と。
相場の勢いを見るだけでもとても役立つボリンジャーバンド。
どんどん使ってスキルアップしましょう。